メンズスーツの世界の有名ブランドを幾つかご紹介しましす。メンズスーツについて少しでも理解を深める助けとなることができればと思います。
メンズスーツの有名ブランドを幾つかご紹介しましす。
・ブリオーニ
ブリオーニ・ローマン・スタイル社というローマのブランドです。1945年に設立されたブリオーニは、クラシカルな重みのあるスーツではなく、最新のイタリアンファッションにあるエレガントさを追求し、人気を集めてきました。
ブリオーニは、アメリカの一流スターをはじめ、各国の知名人にも好んで愛用され、今やグローバルスタンダードなスーツブランドとなっています。その象徴として、映画「007」の主人公であるジェームスボンドが、ブリオーニを愛用していることは有名です。
・チェスターバリー
1935年イングランド中部に創業したチェスターバリーは、「着るロールスロイス」として称えられていることで有名です。このブランドは「最高の素材を使って最高水準の既製服を作る」というのがコンセプトで、最高のメンズスーツを作るためにヨーロッパ各地の最高級布地や厳選された素材を使い、ほとんどの工程を手作業によって仕立てています。・エルメネジルド・ゼニア
イタリアのメンズスーツブランドのエルメネジルド・ゼニア社は1910年に創業しました。ゼニアの最高級の素材と最高級の技術を駆使しての服地作りに懸ける情熱は企業理念となり、今やメンズスーツのみにあらず、総合アパレルブランドとして有名になりました。ゼニア社の服地は厳選された天然素材の中からほんの少量しか採取できない最高級ウールのみを使っているのです。このことは世界有数のブランドである、アルマーニ、エルメス、ブリオーニなどがゼニアの生地を使ってスーツを仕立てているということからもうかがい知ることができます。
・コムデギャルソン
コムデギャルソンは、デザイナー川久保玲氏によって1973年に設立されました。1978年にはメンズブランドとしてのコムデギャルソンオム、1987年にはビジネススーツラインのコムデギャルソンオムドゥと次々に展開していきます。
コムデギャルソンの最大の特徴である黒を多用したメンズスーツは、一時期「からす族」という流行語まで出来るほど一世を風靡しました。又、斬新なシルエットもオリジナリティに溢れており、ねじれや歪みを用いて全体の統一感を出すという手法は、コムデギャルソン独特だといえます。メンズスーツの細部にまで及ぶこだわりやデザイナーの熱い情熱が今日あるコムデギャルソンを育ててきたといっても過言ではないでしょう。
・アルマーニ
世界的に有名なメンズスーツブランドのアルマーニは、1975年に国際的なファッションデザイナー、ジョルジオ・アルマーニ氏によって設立されました。メンズスーツブランドのアルマーニといえばソフトスーツが有名で、オン・オフ問わず着れるメンズスーツのブランドとして確固たる地位を維持しています。
アルマーニ氏が作り出す贅沢な素材と絶妙なカッティング技術による美しいシルエットは他ブランドの追随を許しません。そんなアルマーニのメンズスーツが広く知られるようになったきっかけは、映画「アメリカン・ジゴロ」でリチャード・ギアの衣装を担当したことだといわれています。
その後、多くの俳優、セレブの間でアルマーニのメンズスーツは好まれ、広まっていきました。80年代以降もエンポリオ・アルマーニ、アルマーニ・ジーンズを設立し、世界中のアルマーニファンを増やし、現在に至っています。
・ポール・スミス(Paul SMITH)。1946年、イギリスのノッティンガムに生まれる。細身で遠目だと長身に見える、ロマンスグレーでぼさぼさパーマの、ちょっとベートーベンに似た、神経質そうな男性。70年10月、貯金の全額を払ってノッティンガムにショップを開く。
・76年、パリで初めてコレクションを発表。82年、日本企業のジョイックス・コーポレーションと業務提携。84年、南青山に直営店を開店。91年、英国産業デザイナー賞を受賞。91年11月、東京に旗艦店をオープン。
・伝統的なトラディッショナルを基調として、ストリート感覚を加えた高級感溢れるモダンなスタイル。ラディカルで遊び心の溢れるコレクションを展開している。
ジョイックス・コーポレーションとの提携による日本市場を中心に、現在ではエリザベス女王より「英女王輸出功績賞」を受賞するほどの一大ファッション帝国を築き上げている。
・2001年2月にはミラノにショップをオープン、3月には代官山にオープン。2006年3月10日、海外との統一戦略の一環として、メンズ・レディース・アクセサリーの全ラインを取り扱う日本初の複合ショップである「ポール・スミス スペース(Paul Smith SPACE)」を東京・神宮前にオープン。
・ポール・スミスのメンズスーツは、基本的には伝統的ななものであるので、「カッコいいスーツをサラッと着こなしたい」というのとは少し違う。逆に「日常的に楽しげなスーツを愛用したい」と思うなら、適度に遊びの入ったポール・スミスのスーツが力を貸してくれるかもしれない。また、ポール・スミスのモードにおけるポジションについては、初心者のうちは本当の意味では理解しづらい位置にあるブランドだと思われる。